
――結成が2年半前?
Shobu(G)「そうですね。で、初ライヴが2012年の8月で。メンバーみんな、高校とかまでバンドとか楽器はやってなかったんですけど。僕はずっと『バンドやりたいな』っていうのがあって、みんなをうまいこと、それぞれのパートにはめるかのごとく楽器やらしていって(笑)」
M-24(B)「僕の話聞いてもらってもいいですか? ほんまちょっとこれだけは許せないんですよ!」
Shobu「(笑)」
M-24「僕はベースなんですけど。もともとちょっとだけギターをやってたんで、ギターがしたかったんですよ。で、『ギター買うから教えて』みたいな感じで(Shobuと)一緒に楽器屋に行ったら、『6弦やるより、先に4弦やったほうが上手ぁなるで。この4弦のギター買っとき!』みたいに言われて買わされてたんですけど。それ、あとで調べたらベースやったんですよ!」
Shobu「(笑)。M-24とはサッカー部で一緒で仲良くて。ちょうど『ベースなかなかおらんなあ』と思ってたところで、『6弦より4弦のほうが簡単やで』みたいなこと言ってたらベース買ったんで、ラッキー!みたいな(笑)。ヴォーカル(KEMTA)も中学ぐらいから知ってたんですけど、カラオケ一緒に行ったことあって、声めっちゃ良かったんで、『ヴォーカルはこいつやな』と思ってて。ドラム(sac)も半ば強制的に電子ドラム買わして、こいつ(chaso/G)は……気づいたらいた感じ」
――(笑)。みなさん全員共通で好きなジャンルとかバンドはあるんですか?
Shobu「僕はL'Arc-en-Ciel、hydeさんがもう大好きで」
M-24「高校の時はUVERworld好きやったな、sacとKEMTAと俺は。ライヴによう一緒に行ってたし」
sac(D)「1ヵ月に4回ぐらい行った。香川県とか」
M-24「島根とか行ったよな」
Shobu「まじで? 俺それ知らんわ」
M-24「chasoは?」
chaso(G)「UVERworld」
M-24「……っていうような感じで、ラルク好きから始まったウーバー好きの集団ですね」
――(笑)。応募曲はすごくメッセージ性の強い歌詞ですけど。タイトルが“ESPERANTO”なのは?
Shobu「エスペラント語っていう言語があって。人類共通語を目指した言語みたいなもので、夢があるのと――エスペラント語で『ESPERANTO』が『希望』の意味なんですよ。歌詞はヴォーカルが書いたんですけど、『タイトルどうする?』っていう時にこの言葉が出てきて、おもろいし、いいんちゃうか?っていうことで」
――FREE SQUARESはアー写からして異彩を放ってる感じがするんですけど。そういう実感は自分たち的にはある?
M-24「理系やしな、俺ら」
Shobu「そう、僕ら大学生なんですけど、5人中4人が理系なんですよ」
M-24「だから文系寄りじゃないっていう(笑)」
――体育会系でもないと。
Shobu「理系なんですよ。僕は建築、設計系で」
M-24「僕は化学系の研究を」
chaso「ここふたり(chaso&sac)は――」
sac「一応、電気電子をやってて。回路とか作ってました」
KEMTA(V)「僕は考古学。博物館のやつです」
――それぞれ華麗なキャリアを封印して、ロックでやっていこうっていう決意はある?
Shobu「完全に親の期待を裏切ってますからね(笑)。『親孝行はもうちょっと先にするんでごめんなさい』っていう感じで」
M-24「売れたら大きい家建てるやんな」
Shobu「そやな」
――FREE SQUARESの野望は?
M-24「ワールドツアーやな。イギリスツアーしたいな」
Shobu「日本でも大きくなりたいですけど、『海外でもやれるようなバンドになりたいな』っていうのは、昔から思ってることですね」