
――結成のいきさつは?
佐々木直人(V・B)「ギター(木田)と自分が小学校が同じだったんですよ。中学校も一緒にサッカーしてて、楽器をやり始めて。高校は別々になったんですけど、ドラム(本間)と自分が高校で一緒になって。高校2年生の時に『バンドやりたいからできる人を集めよう』ってなって――ここ(木田&本間)は知らない同士だったんですけど、ひっつけて。3人で結成しました。それが2008年の春で、もう7年目とかですね」
――音楽的なルーツ、影響を受けたアーティストは?
佐々木「もともとは3人バラバラです。自分は90年代のJ-POPとか大好きで。バブル期にかけてのポップ・ミュージックが好きで。もちろんMr.Children、BUMP OF CHICKENとかRADWIMPSとか、中学生の頃に聴いてた音楽にもきっと影響を受けてるんですけど、洋楽ではなく日本の音楽に影響を受けてきて」
木田健太郎(G・Cho)「俺はハードロックだったり、メタルだったり、パンクだったり、とにかくギターが活躍してるバンドたちをたくさん聴いていて。このバンドを組んでから、徐々に歌モノも好きになっていったというか」
佐々木「風理は中間みたいな感じ?」
本間風理(D)「僕は高校まで野球とかやってて、音楽にあんまり興味なかったんですけど。それこそバンプとかORANGE RANGEとかはもともと聴いてて、音楽やり始めてからロックとか、TRICERATOPSとかを聴くようになりました」
佐々木「トライセラは3人ずっと好きですね」
本間「一番最初にコピーしたバンドで」
佐々木「“Raspberry”で始まりました(笑)」
本間「基本的に歌がメインで日本語の曲が好きです」
――リアクション ザ ブッタの夢や目標を語っていただけますか?
佐々木「ひとまず武道館は叶えたくて。で、地元でやってる、埼玉の西川口Heartsっていうライヴハウスでの2デイズをやりたいっていうのはあります。武道館→Heartsっていう」
――武道館の前に、じゃなくて?
佐々木「前にじゃないです。ちょっとシークレットな感じで(笑)」
――ああ、武道館をやった後の凱旋ライヴみたいな感じで?
佐々木「やりたいです。で、そっからはやっぱり、大きいところでやりたいんですよね。ドームとかでやれるバンドってほとんどいないじゃないですか。だったら俺たちの持ち味――ちゃんと歌が聴こえて、結構高い年代の人にも聴いてもらえたりするので、そこをちゃんと生かしながら、大きな舞台でも聴いてもらえるようになりたい、っていうのはありますね」
――最後に、バンド名の由来を教えてほしいんですけど。
佐々木「意味がないんですよ。3人で考えてたけどなかなか決まらず、ちょっと持ち帰ろうっていうことになって。そしたら木田がメールをしてきたんですよ、『リアクション ザ ブッタどうかな?』って」
木田「最初はひらがなかカタカナのバンド名がいいなと思ってたんですよ。英語だとフェスとかで並んだ時に埋もれちゃうんじゃないかと思って。かつ、日本っぽものがいいなあと、和風なもの」
佐々木「和風じゃないんだけどね、『ブッタ』って(笑)。もともと『ブッダ』だったんですよ。ちょっとこれは宗教感出ちゃうからって『タ』にしたんですけど、だいたい初見の人には『ブッダ』って言われるし、Twitterでもいまだに『ブッダ』って言われて。ずっと闘い続けなきゃいけないんです(笑)」
木田「最初の頃は恥ずかしかったです」
佐々木「え、今も恥ずかしいから(笑)。たぶん一生恥ずかしいよ」